『身近な草と木の観察講座』が開催されました
4月27日(水)、『身近な草と木の観察講座』が開講しました。
本講座は、講師に楠元 繁先生をお迎えし、今年で6年目を数えます。
楠元先生は「自然観察ならしの会」の主宰者でもあり、袖ケ浦公民館の人気講師の一人です。
袖ケ浦公民館に隣接する、西近隣公園でのフィールドワークを通して、植物だけではなく環境問題にまで視野を広げることを目的としています。
第1回目は「草ですか?木ですか?」をテーマにご教授いただきました。
写真は当日の朝、採取したばかりの「チガヤ」です。
ごく身近な自然界に生息する野草で、茎を剝き取ると中から白い綿毛に包まれた花がでてきました。
「チガヤ」は、「昔はガムのようにおやつ代わりに噛んでいました」との説明に、受講生も驚きの様子でした。
実際に食べた方もおり、ほんのり甘い・青臭い香り等感想は様々でした。
野外観察では、「チガヤ」の群生を観察することができました。
その多くは茎ではなく、すでに花を咲かせている状態でした。
食べることができるのは、花になる前のほんの一瞬です。
試してみたい方は、来年の春までお待ちください。
その後、1時間ほどかけ公園内を周り、年間を通して観察する樹木の観察を行いました。
画像の左奥に見える松は、昭和40年代まであった船溜まりの名残で、近隣公園に沿って枝を広げる松は当時をしのばせます。
熱心にノートをとる手を休め、「松ぼっくり」を拾う受講生も見受けられました。
また、前夜から朝方にかけての強風で折れた枝がそこかしこに…
なかには「青梅」も少なくありませんでした。
さて、次回の講座は5月25日(水)に開催されます。