『幕末・明治の西洋医と房総』が開催されました
6月30日(水)袖ケ浦公民館にて、学習圏会議×大人の教養講座のコラボ講座として、「幕末・明治の西洋医と房総」が開催されました。
講師には、千葉県文化会館 県史・古文書課の中川和明さんをお迎えいたしました。
みなさんはご存知でしょうか?
房総(千葉県)は、西洋医学の先進地域の1つなんです!!
この講座では、幕末・明治の西洋医と支えた人々に焦点を当て、房総の歴史を紹介しました。
幕末・明治期は、今私たちにも起こっている「新型コロナウイルス感染症」のように、天然痘やコレラが流行しておりました。
それらの流行や病を対処するため、西洋医学の導入する動きが加速し、佐藤奏然の開いた、『佐倉順天堂』では全国から終結した門徒たちが西洋医学を学び各地で活躍しました。
明治期になると、公立千葉病院において西洋医による治療がなされ、同時に医学教場や教習所により医師養成の近代化が進みました。
テーマが医療とあり、難しいというイメージを持つ方が多いと思いますが、内容が感染症や病の流行とあり、タイムリーな問題が多く、参加者はとても熱心に聞いていました。
医療や房総の歴史を全く知らない方でも、興味を持ち、充実した時間でしたなど、参加者はそれぞれ楽しみながら勉強していました。