お知らせ

「実籾に伝わる伝統のしめ飾りづくり講座」が開催されました。

令和3年12月24日、本年度も実籾在住の澁木惠子先生に実籾に伝わる伝統のしめ飾りづくりを教えていただきました。参加者は19名で、今年度も実花公民館地区学習圏会議フォーラムちえのわさんと地域ボランティアの皆さんに作り方を支援していただきました。実籾の郷の会さんからは、この秋に刈り取った藁をいただきました。地域の皆さんの御助力があって、この講座を開催することができました。ありがとうございました。

はじめに、澁木先生が出来上がりのしめ飾りを披露してくれました。

藁で鳥居型のしめ飾りは珍しく、新しい稲わらには、古い年の不浄を払うという意味があるそうです。鳥居型に編むために配布された太束の藁を7束に分けます。

その一束を横に6束の藁を十字に編み、すだれ状にします。すだれ状の6束を右・左に3束ずつ寄せ、鳥居型にしていきます。このしめ飾りの基本形になるため力強くしめなければなりません。ここでフォーラムちえのわさんや地域ボランティアの方々が手助けをして、形を整えてくれます。参加者は上手に藁をしめることができました。

鳥居型のしめ藁ができたら、次は飾り付けです。枯れても落ちない「松葉」を付け、正直・長寿の「裏白」、子孫繁栄の「ゆずり葉」、神前に清き捧げる「幣束」、喜ぶの「昆布」を付けていきます。最後に家が代々続く「橙」を中央に竹串で付けて完成です。

参加者の皆様からは、自分で作り上げたしめ飾りに感激する声と澁木先生やちえのわさん・ボランティアさんに対する感謝の声が多く聞かれました。一部、御紹介します。

「地元実籾に伝わる伝統のしめ飾りを毎年公民館にて作ることができるのは、とても素晴らしいことです。参加者の皆さんで伝統をつないでいる気持にもなれるので、この上なくよい講座だと思います。すっかり我が家の伝統にもなっています。澁木先生をはじめお世話くださるちえのわさんにも感謝致します。」
「市販のしめ飾りと比べて、立派で満足しています。」
「伝統のしめ飾りを自分で作ることができて楽しかった。完成品を玄関に飾りよい年を迎えられそうです。」

また、ぜひ企画してほしいという声も多数ありました。次年度は開催回数を増やし実施したいと思います。

参加者の皆様、お疲れさまでした。

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047-477-8899

開館時間:09:00〜21:00休館日:月曜日

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